テクニカル分析のやり方

テクニカル分析には、その代表的なものとして移動平均法があります。移動平均法の手順は次のとおりです。

まずは、毎日の市場の終値をチェックします。当日を含めて過去三日間の終値の平均値を計算してグラフを作成し、この折れ線グラフを短期移動平均線とします。続いて、当日を含めて過去10日間の終値の平均値も計算してグラフにします。こちらの折れ線グラフは長期移動平均線となります。

短期移動平均線が長期移動平均線と上から下ヘと交わる箇所を売りシグナル、短期移動平均線が長期移動平均線と下から上へと交わる点が買いシグナルです。売りシグナルは、レートが下降トレンドに入ったことを示しており、買いシグナルは反対にレートが上昇トレンドに入ったことを表していると判断します。

この方法はレートのトレンドをつかむものですから、最高値で外貨売却をしたり、最安値で外貨購入をしたりすることが目的ではありません。レートの変動が上昇・下降のいずれでも、はっきりしたトレンドが見える場合にとても有効な方法です。トレンドが曖昧な相場のときは、結果的に高く買って安く売るという「だまし」のシグナルが出ることもあるといいます。これはテクニカル分析の一つであり、実務家の中にも使っている人が多いそうです。

なお、テクニカル分析ではどの市場のどの時点の値を取るか、短期と長期の移動平均線の回数の組み合わせなどは、各々で考えながらやると成果が出やすいかもしれません。